個性的で自然な美しさの探求を!

2011.04.20

たしかに、顔には、美しさの基準がある。顔の中の各部がその基準にあてはまるというのは重要なことだ。しかし、その絶対的基準にピタリとあてはまる、完全な容貌などはあるものではない。一般的に「美人」といわれる人でも、必ずいくつかのアンバランス、不釣り合いの独特の美がある。たとえていえば、モデルの山田優さん。ちょっと大きい□もとがチャームポイントになっている美人顔は、だれでもすぐに思いあたることだろう。欠点のない顔のほうが不自然、おもしろ味に欠けるということもいえる。これは、人間の内面や性格でもそうだ。性格や個性というのは、その人が判断や能力を十全に満たしているから備わっているのではない。それは、何かを欠落していたり、過剰であったり、少しつむじ曲がりであったり、というところにしばしば生まれる魅力のおもしろさである。むしろ、絶対的基準から少しずれたところ、アンバランスの妙が生まれるところに、その入らしい美しさが立ちあらわれる。