「生涯教育」という考え方が提唱されたのは、1965年、パリで開催されたユネスコの成人教育国際委員会で、ラングラン(P.Lengrand1910〜)が、“l’educationpermanente”(恒久教育)と題するワーキングペーパーを提出したことに始まるとされる。そこでの中心となる理念は、現代社会と人間の諸問題を解決するためには、生涯にわたる教育が必要であるということであり、この見解は委員会の出席者に衝撃と感銘を与えたといわれている。ラングランのこの考えを受けて「ユネスコは誕生から死に至るまで、人間の一生をとおして行われる教育の過程、それゆえに全体として統合的であることが必要な教育の過程をつくりあげ活動させる原理として生涯教育という構想を承認すべきと考える。そのための一生という時系列にそった垂直的次元と、個人および社会の生活全体にわたる水平的次元の双方について、必要な統合を達成すべきである」とユネスコは報告書にまとめている。
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