これからは英語ができなければ、ふつうの会社員でも就職や昇進や日常業務に支障をきたしかねない時代になりそうなのです。いや、すでに現実にそうなってきているという話です。ある外資系企業では、昇進のためには、TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)で七三〇点以上とることが必要条件であると決まったとか。その結果、仕事はできるのに、英語ができないばかりにはねられた人が数人いたそうです。この条件を満たして昇進するとしないとでは、年収で一〇〇万円から二〇〇万円の差がつくこともあるといいます。また、外資系でもない別の大企業では、課長相当職以上の管理職になるには、TOEICで五〇〇点以上が必要とされることになったそうです。この企業では、外国企業との合弁事業がはじまり、多くの管理職は「業務月報」を英語で書かなければならなくなりました。以上は、二〇〇〇年三月二三日付の「日本経済新聞」夕刊に載っていた情報です。それから、その是非はひとまずおくとして、「英語を第二公用語に」という話まで飛びだす昨今です。しかも、一部の物好きが思いつきで口走ったのではなく、内閣総埋大臣のもとに設けられた「21世紀日本の構想」懇談会がだした、れっきとした報告書に書いてあったのですから、騒ぎがいっそう大きくなりました。まさか。と、いまは思っていても、そのうち、そんなことが実現しないともかぎりません。もしそうなったら、中央官庁はもとより、地方の役所の窓口にいる職員だって、英語がかなりできなくては務まらなくなるかもしれません。要するに、エリートだけが英語をやっていればいい、という時代ではなくなってきているということです。だから、強い目的意識をもった人、というよりも、もたざるをえない人が、これからどんどん増えていくにちがいありません。英語を学ぶおもしろさに目覚めよう。それからもうひとつ、挫折する原因は、ズバリ退屈だからです。現在活躍中の、かなり年配の人たちが英語を習得した時代には、いまのように音声や映像をともなった教材が豊富に出まわっていたわけではありません。したがって、かぎられた教材を使って学習するしかなかったのです。そんな環境にもめげずに、英語をものにするためには、多大な努力を必要としたはずです。強い目的意識と超人的な忍耐力の持ち主だけが、英語の達人になりえたのだ、とお見受けします。その証拠に、日本国民のほとんどが英語を学校で習ったはずなのに、達人の数はごくわずかなのですから。
[参考サイト]
ぐんぐん英会話のオンライン英会話
http://www.gge.co.jp/